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2021年8月13日金曜日

 CRESTの同じチームで共同研究させていただいた、栗田さんの論文がBioRxivに公開されました。

私も博士課程でお世話になった京都大学の工藤研が研究されているハクサンハタザオの野生集団におけるトランスクリプトームの季節変化を、今度は実験環境下のシロイヌナズナを用いて再現することで、それら季節変動遺伝子の機能解析を試みられた論文です。

気候再現のために、岡山県立大の滝本先生が中心となった開発された小型(両手を広げたくらいのサイズ)のインキュベーターが使用されているので、ご興味がおありの方はぜひご覧ください。

https://www.biorxiv.org/content/10.1101/2021.08.02.454700v1

2021年8月5日木曜日

CRESTの同じチームで共同研究させていただいた、橋田さんの論文がBioRxivに公開されました。

野外環境と管理環境で栽培した植物の差が何によって生じるか調べた論文で、光・温度・湿度環境がどのような時刻や条件で強い影響力を持つのか明らかにしています。また生物学的/非生物学的ストレス関連遺伝子の発現は、SmartGCでは模倣できない環境因子によって影響を受けることも明らかになっています。

高性能グロースチャンバー(SmartGC)を用いて照度・温度・湿度の野外環境を部分的に模倣することで、環境要因を独立に検証されているところも面白いです。

https://www.biorxiv.org/content/10.1101/2021.07.31.454577v1