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2018年6月5日火曜日

広島大学の粟津さん達との共同研究が出版されました。
Broad distribution spectrum from Gaussian to power law appears in stochastic variations in RNA-seq data

実験室の均一な環境下で、同時に生育させた生物(酵母やシロイヌナズナ等)の間でも、個体間で遺伝子発現のばらつき(=ゆらぎ)が見られることが知られています。
通常の発現解析ではこれらはむしろノイズとして均されがちですが、粟津さんの研究ではこのゆらぎが、それぞれの遺伝子の種類・機能と関連しうることを明らかにされました。

粟津さんは物理系の研究者の方で、私はサンプリング等を担当させて頂いたのですが、分野を超えた共同研究は初めてだったので、自分では絶対にできないような素晴らしい研究のお手伝いができて、とても勉強になりました。